「未経験から不動産営業に挑戦してみたいけれど、志望動機に何を書けばいいのか分からない…」「これまでの自分の経験を、どうアピールすれば熱意が伝わるんだろう…」
そんな風に、真っ白な応募書類を前に、ペンが止まってしまってはいませんか?
たくさんの応募者の中から、あなたの魅力を見つけてもらうために、志望動機は本当に大切な役割を担っています。それは、ただ経歴をなぞるだけのものではなく、あなたの想いや可能性を伝える、いわば会社への「ラブレター」のようなものなんですよね。
この記事では、未経験という立場を「弱み」ではなく、あなただけの「強み」に変えるための、志望動機の作り方を丁寧にお話ししたいと思います。採用担当者が本当に知りたいことは何なのか、そして、あなたのどんな言葉が心に響くのか。具体的な例文も交えながら、一緒に考えていきましょう。
この記事でお伝えしたいこと
- 不動産会社の採用担当者が志望動機で本当に見ている5つのポイント
- 未経験の転職でも「武器」になるあなたの経験とスキル
- 採用担当の心を掴む、志望動機の「黄金の3ステップ構成」
- 職種・アピールポイント別に使える、具体的な志望動機例文8選
転職の志望動機、採用担当者はどこを見る?未経験者に求める5つのこと
まずはじめに、採用担当者、つまり未来の上司になるかもしれない方が、あなたの志望動機から何を知りたいと思っているのか、その心の内を少しだけ覗いてみましょう。
彼らは、たくさんの応募書類に目を通す中で、キラリと光る何かを探しています。それは、決して立派な経歴や学歴だけではないんですよ。特に未経験の方の採用では、むしろ「これから」の可能性に注目しているんです。
採用担当者が志望動機で特に注目する3つの「なぜ?」
採用担当者は、あなたの志望動機を読みながら、頭の中で3つの「なぜ?」を問いかけています。この3つの問いに、あなたの言葉で誠実に答えられるかどうかが、最初の関門になります。

1. なぜ「不動産業界」なのか?
世の中には、たくさんの業界がありますよね。その中で、なぜあなたは不動産業界を選んだのでしょうか。「なんとなく稼げそうだから」「かっこいいから」といった漠然とした理由では、残念ながら心には響きません。
「お客様の人生で最も大きな買い物に寄り添いたい」「街づくりに関心がある」といった、あなた自身の価値観や原体験に基づいた、具体的な理由が求められます。この業界の大変さも理解した上で、それでも挑戦したいという熱意が伝わることが大切なんですね。
2. なぜ「ウチの会社」なのか?
不動産会社も、星の数ほどあります。その中で、なぜ他の会社ではなく、この会社を選んだのでしょうか。この問いに答えられないと、「他の会社でもいいのでは?」と思われてしまいます。
そのためには、徹底した企業研究が欠かせません。その会社の企業理念、事業の強み、お客様への姿勢など、どこに共感し、魅力を感じたのかを具体的に伝えましょう。「貴社の『お客様第一主義』という理念に深く共感し…」というように、その会社ならではのポイントに触れることが重要です。
企業研究の方法としては、会社の公式ホームページや採用サイトはもちろん、社長のインタビュー記事やプレスリリース、IR情報(投資家向け情報)に目を通すのがおすすめです。そこには、会社の「想い」や「目指す未来」が詰まっていますよ。
3. 入社後、どう「貢献」できるのか?
未経験だからといって、「教えてください」という受け身の姿勢ではいけません。採用担当者が知りたいのは、あなたがこれまで培ってきた経験やスキルを、入社後にどう活かして会社に貢献してくれるのか、ということです。
「前職で培ったコミュニケーション能力を活かして、お客様との信頼関係を築きたい」というように、未経験であることを前提に、ご自身の強みと会社の業務内容を結びつけて語る必要があります。あなたの入社が、会社にとってどんなメリットをもたらすのかを想像させてあげることが大切なんですね。
未経験のあなたに企業が期待する「ポテンシャル」とは?
専門知識や経験がない分、未経験のあなたには、それを補って余りある「ポテンシャル(将来性)」が期待されています。具体的には、以下のような素養があるかどうかを見られています。
- コミュニケーション能力:お客様はもちろん、社内のメンバーとも円滑に関係を築けるか。
- 素直さと学習意欲:新しい知識をスポンジのように吸収し、成長していけるか。
- 目標達成意欲:成果に対して貪欲に、粘り強く取り組めるか。
- ストレス耐性:時には厳しい場面もある営業職で、前向きに乗り越えていけるか。
志望動機の中で、こうしたポテンシャルをアピールできるエピソードを盛り込むことが、未経験というハンデを乗り越えるための鍵になるんですよ。
未経験の転職でも武器になる!不動産営業の志望動機に活かせる経験とスキル
「私には、不動産業界でアピールできるような特別な経験なんてない…」なんて、思っていませんか?そんなことは決してありませんよ。あなたがこれまでの社会人生活で真摯に取り組んできた経験は、すべてが不動産営業という新しい舞台で輝く可能性を秘めた、大切な「武器」なんです。
大切なのは、その経験を不動産営業の仕事とどう結びつけて語るか、という視点です。ここでは、どんな職種の方でもアピールできる4つのスキルをご紹介しますね。
武器1:対人折衝経験(コミュニケーション能力)
不動産営業は、お客様との信頼関係がすべての基本です。ですから、これまでのお仕事で人と関わってきた経験は、すべてが強力なアピール材料になります。
- 接客・販売職の方:お客様の何気ない会話からニーズを汲み取り、ご満足いただける商品を提案した経験。
- 異業種営業の方:担当顧客と粘り強く交渉し、長期的な信頼関係を築いてきた経験。
- 事務職の方:電話口での丁寧な対応や、他部署との円滑な連携で業務を進めた経験。
大切なのは、ただ「コミュニケーション能力があります」と言うのではなく、「誰に対して」「どんな工夫をして」「どんな結果に繋がったか」を、具体的なエピソードを交えて語ることです。

武器2:目標達成に向けた行動力
不動産営業は、個人やチームに与えられた目標(ノルマ)を達成することが求められるお仕事です。ですから、これまでに何か目標を立て、その達成のために努力した経験は、非常に高く評価されます。
- 営業職の方:売上目標達成のために、自分なりに戦略を立て、行動した経験。
- どんな職種の方でも:「資格を取得する」「業務効率を〇%改善する」といった目標を立て、それを達成した経験。
ここでも、「目標達成のために、課題を分析し(Plan)、具体的な行動計画を立てて実行し(Do)、結果を振り返って改善した(Check & Action)」という、PDCAサイクルを回した経験として語れると、論理的思考力もアピールできて、とても効果的ですよ。
武器3:学習意欲と自己管理能力
不動産業界は、法律や税制など、常に新しい知識を学び続ける必要がある世界です。そのため、「自ら進んで学ぶ姿勢」は、未経験者にとって何よりも大切な資質と見なされます。
- 新しい業務を覚えるために、マニュアルを読み込むだけでなく、先輩に積極的に質問した経験。
- 仕事に関連する資格を取得したり、セミナーに参加したりした経験。
もし、あなたが既に宅地建物取引士(宅建士)の資格取得に向けて勉強を始めているのであれば、それは入社への本気度を示す最高の証拠になります。ぜひ、志望動機で積極的にアピールしましょう。
武器4:ストレス耐性と粘り強さ
お客様の大切な資産を扱う不動産営業は、時には厳しいご意見をいただいたり、予期せぬトラブルに見舞われたりすることもあります。そうした困難な状況でも、投げ出さずに最後までやり遂げる精神的な強さは、とても重要な資質です。
- お客様からのクレームに対し、誠実に対応して、最終的に感謝された経験。
- 困難なプロジェクトや、成果がすぐに出ない業務にも、諦めずに取り組み続けた経験。
ただ「忍耐力があります」と伝えるのではなく、「困難な状況をどう乗り越え、そこから何を学んだのか」というポジティブな学びに転換して語ることで、あなたの人間的な深みも伝わるはずです。
採用担当の心を掴む!未経験からの転職で使える志望動機の作り方【3ステップ構成】
さて、あなたの「武器」が見つかったところで、いよいよ志望動機を組み立てていきましょう。想いがたくさんあると、ついあれもこれもと書きたくなってしまいますが、相手に伝わる文章には、実は「型」があるんです。
ここでは、論理的で、あなたの熱意がストレートに伝わる「黄金の3ステップ構成」をご紹介しますね。この型に沿って書いていけば、誰でも説得力のある志望動機が作れますよ。
ステップ1:【Why】なぜ不動産業界・その会社なのか(結論と理由)
まず最初に、「なぜ、私がこの業界、そして貴社を志望するのか」という結論を、はっきりと述べましょう。文章の冒頭で結論を示すことで、採用担当者はあなたが何を伝えたいのかをすぐに理解でき、その後の文章もスムーズに読み進めてくれます。
ここでの理由は、あなた自身の「原体験」と結びつけると、オリジナリティが出て、ぐっと説得力が増します。
例えば、「以前、自宅を購入した際に、担当の営業の方が親身に寄り添ってくださったことに深く感動し、私もお客様の人生に寄り添う仕事がしたいと強く思うようになりました」というように、あなただけの物語を語るんです。
そして、その想いを、志望する会社の理念や事業内容に繋げていきます。「中でも貴社は、〇〇という理念を掲げ、お客様の満足を第一に考えていらっしゃる点に強く惹かれました」と、具体的に共感したポイントを挙げることが大切です。
ステップ2:【How】自分の経験・スキルをどう活かすか(自己PR・貢献)
次に、ステップ1で述べた「想い」を実現するために、あなたのどんな経験やスキルが活かせるのかを具体的に説明します。ここが、あなたのポテンシャルをアピールする、一番の見せ場ですね。
先ほど整理した「武器になる経験」を、ここで登場させます。「前職の接客業で培った、お客様の潜在的なニーズを引き出すヒアリング力は、お客様一人ひとりに最適な住まいを提案する貴社の営業スタイルにおいて、必ず活かせると考えております」というように、「自分の強み」と「会社の業務」を明確に結びつけましょう。
ステップ3:【What】入社後どうなりたいか(将来のビジョン)
最後に、入社後のキャリアプランや、どんな営業マンになりたいかという将来のビジョンを語ることで、文章を締めくくります。これにより、あなたの高い学習意欲と、長く会社に貢献したいという想いを伝えることができます。
「まずは一日も早く業務を覚え、お客様から信頼される存在になることが目標です。将来的には、宅建士の資格を取得し、専門知識の面からもお客様をサポートできる、プロフェッショナルな営業マンを目指したいです」といった、前向きで具体的な言葉が好印象を与えます。
これは注意!残念な志望動機の特徴
- 抽象的すぎる:「社会に貢献したい」「人の役に立ちたい」など、どの会社にも言えるような内容は響きません。
- 受け身の姿勢:「成長したい」「勉強させていただきたい」という言葉は、学生気分が抜けていない印象を与えてしまいます。
- 条件面ばかり:給与や休日といった待遇面の話ばかりでは、仕事への熱意が疑われてしまいます。
- 理解不足:会社の事業内容や理念を誤解しているのは、論外です。企業研究は入念に行いましょう。

【例文8選】職種・アピールポイント別!不動産営業の志望動機の書き方
それでは、ここまでの内容を踏まえて、具体的な志望動機の例文を8パターンご紹介します。ご自身の状況に近いものを参考に、あなただけの言葉でアレンジしてみてくださいね。各例文の後に「ポイント解説」もつけていますので、どんな意図でその表現を使っているのかも、ぜひ参考にしてください。
【例文1】接客業(アパレル)からの転職(コミュニケーション能力アピール)
私が貴社を志望いたしますのは、お客様一人ひとりの人生に深く寄り添い、最高の満足を提供するという理念に強く共感したからです。前職のアパレル販売では、お客様との何気ない会話からライフスタイルや隠れたニーズを汲み取り、ご本人も気づいていなかった「なりたい自分」を叶えるご提案を心がけてまいりました。この経験で培ったヒアリング力と提案力は、お客様にとって一生に一度の買い物である「住まい」をご提案する上で、必ず活かせると確信しております。未経験からの挑戦となりますが、一日も早く専門知識を吸収し、お客様の夢を形にするお手伝いができる営業マンを目指します。
ポイント解説:
「服」を「住まい」に置き換え、「なりたい自分」を「理想の暮らし」に繋げることで、異業種でも共通する顧客志向の姿勢をアピールしています。未経験であることを認めつつ、即戦力になりうるポテンシャルを示している点が好印象です。
【例文2】異業種(IT)営業からの転職(目標達成意欲アピール)
前職ではITソリューションの法人営業として、常にお客様の課題解決を第一に考え、目標達成にコミットしてまいりました。特に、新規顧客開拓においては、自ら市場を分析し、粘り強くアプローチを続けた結果、年間売上目標を120%達成することができました。形のない商材を扱う中で培った、お客様との信頼関係を構築する力と、目標達成への執着心は、高額で、お客様の人生を左右する不動産という商品を扱う貴社でこそ、最大限に発揮できると考えております。お客様の資産形成に貢献するという貴社の事業に大きな魅力を感じており、これまでの営業経験を活かして、即戦力として貢献したいです。
ポイント解説:
「120%達成」といった具体的な数字を入れることで、目標達成能力に説得力を持たせています。「形のない商材」から「形のある高額な商材」へ、というフィールドの変化をポジティブに捉え、挑戦意欲の高さを示しているのがポイントです。
【例文3】事務職からの転職(サポート力・正確性アピール)
営業事務として5年間、営業担当者が最高のパフォーマンスを発揮できるよう、契約書類の作成や顧客管理といった面からサポート業務に徹してまいりました。心がけていたのは、常に先を読んで行動することと、ミスのない正確な業務です。この経験を通じて、お客様との信頼関係は、華やかな営業活動だけでなく、地道で丁寧なバックオフィス業務に支えられていることを実感いたしました。今後は、自らがお客様の前に立ち、培ってきたサポート力と正確性を活かして、お客様に安心感を与えられる営業になりたいと考えております。お客様の人生に長く寄り添う貴社の姿勢に惹かれ、志望いたしました。
ポイント解説:
事務職の経験を「受け身」ではなく、「能動的なサポート」として語ることで、主体性をアピールしています。不動産取引に不可欠な「正確性」や「丁寧さ」という強みを前面に出し、営業職への転身理由を明確に示している点が秀逸です。
【例文4】公務員からの転職(誠実さ・貢献意欲アピール)
市役所で市民課職員として、地域住民の方々の暮らしに密着した業務に携わってまいりました。多くの方の人生の節目に関わる中で、一人ひとりの方に誠実に向き合い、その不安を解消することに大きなやりがいを感じておりました。その経験から、より深く、そして長期的に個人の人生に寄り添い、大きな喜びを分かち合える仕事がしたいという想いが強くなり、不動産業界を志すようになりました。中でも、利益優先ではなく、地域社会への貢献とお客様への誠実さを第一に考える貴社の理念は、私の仕事観と完全に一致しております。公務員として培ったコンプライアンス意識と誠実さを武器に、お客様から絶大な信頼を得られる営業を目指します。
ポイント解説:
公務員から民間企業への転職という大きなキャリアチェンジの理由を、「より深く、長期的に寄り添いたい」という一貫した想いで説明しています。公務員の強みである「誠実さ」や「コンプライアンス意識」を、不動産業界で求められる資質と結びつけているのが見事です。
【例文5】体育会系出身者の転職(粘り強さ・ストレス耐性アピール)
学生時代、〇〇部で全国大会出場を目標に、毎日厳しい練習に打ち込んでまいりました。目標達成のためには、どんな困難な状況でも決して諦めない精神力と、チームで一丸となる協調性が不可欠であることを学びました。この経験で培った、目標に対する強いコミットメントと、精神的なタフさは、成果が求められる不動産営業の世界で必ず活かせると考えております。特に、成果が出るまで地道な努力を続ける粘り強さには自信があります。実力主義の世界で自分を試し、お客様の「ありがとう」を原動力に、誰よりも成長したいという想いから、業界トップクラスの実績を誇る貴社を強く志望いたします。
ポイント解説:
体育会系の経験を、単なる根性論ではなく、「目標達成意欲」「協調性」「精神的タフさ」といったビジネススキルに変換してアピールしています。「実力主義の世界で自分を試したい」という言葉で、会社の文化への理解と高い挑戦意欲を示しています。
【例文6】売買仲介を志望する場合
(前段の自己PRに続き)私が特に売買仲介の業務に惹かれるのは、お客様の人生における最大の決断の一つに、専門家として深く関与できる点です。以前、私自身が自宅を購入した際に、担当の方が親身に、そしてプロフェッショナルに対応してくださったおかげで、大きな不安が期待へと変わった経験があります。その感動が忘れられず、私もお客様の人生の物語に寄り添い、夢の実現を最高の形でサポートしたいと強く思うようになりました。貴社が手掛ける質の高い住宅と、お客様に寄り添う真摯な姿勢に感銘を受け、この場所でプロフェッショナルを目指したいと考えております。
ポイント解説:
自身の原体験を具体的に語ることで、志望動機に強いリアリティと熱意を加えています。「売買仲介」という仕事の本質を、「人生の決断に寄り添うこと」と捉え、仕事への深い理解を示している点が評価されます。
【例文7】賃貸仲介を志望する場合
(前段の自己PRに続き)数ある不動産の業務の中でも、私が賃貸仲介を志望するのは、お客様の新生活のスタートという、希望に満ちた瞬間に立ち会えることに大きな魅力を感じるからです。進学や就職、結婚といった人生の新しい一歩を踏み出すお客様に、最適な「舞台」をご提案し、その笑顔を見ることが私の喜びです。特に、スピード感が求められる賃貸仲介の仕事は、私の強みである迅速な対応力と、テキパキと物事を進める性格に合っていると感じております。若者に人気のエリアに多くの物件を持つ貴社で、お客様の新生活を全力で応援したいです。
ポイント解説:
賃貸仲介の仕事を「新生活のスタートを応援すること」とポジティブに定義し、仕事へのやりがいを明確に示しています。また、「スピード感」という業務特性と、自身の性格を結びつけ、職務への適性の高さをアピールしています。
【例文8】宅建学習中をアピールする場合
(自己PRや志望理由の最後に)現在、不動産のプロフェッショナルとしてお客様に最高のサービスを提供したいという想いから、宅地建物取引士の資格取得に向けて毎日3時間の学習を続けております。現在は権利関係の分野を学んでおり、法律の知識を深めることの面白さと、その責任の重さを日々実感しております。未経験ではございますが、この学習意欲と知識を一日も早く実務に活かし、貴社の戦力となるべく尽力する所存です。まずは、今年の10月の試験での一発合格を目指しております。
ポイント解説:
「毎日3時間」「権利関係の分野」など、学習状況を具体的に示すことで、口先だけではない本気度を伝えています。「責任の重さを実感」という言葉で、仕事への真摯な姿勢もアピールできます。入社への強い意欲を示す、非常に効果的な締め方です。

未経験から不動産営業への転職を成功させる志望動機のまとめ
未経験から不動産営業への転職を目指すあなたのための、志望動機の書き方についてお話ししてきました。最後に、大切なことをもう一度振り返っておきましょう。
- 志望動機は、あなたからの「ラブレター」
採用担当者は、あなたの熱意、ポテンシャル、そして人柄を知りたがっています。あなただけの言葉で、正直な想いを伝えましょう。 - 未経験はハンデではない
これまでのどんな経験も、視点を変えれば不動産営業で活かせる「武器」になります。自信を持って、ご自身の強みをアピールしてください。 - 伝わる文章には「型」がある
「Why(なぜ)→How(どう活かす)→What(どうなりたい)」の黄金の3ステップ構成で、論理的で説得力のある志望動機を作成しましょう。 - 主役はあなた自身です
例文はあくまで参考です。あなた自身の体験や言葉で語られてこそ、志望動機は命を吹き込まれ、採用担当者の心に響くものになるんです。
志望動機を書くという作業は、自分自身と深く向き合う、とても良い機会でもあります。「自分はなぜこの仕事がしたいんだろう?」「自分の強みって何だろう?」と、じっくり考えてみてください。
その先に見えてきたあなたの正直な想いは、きっと、面接の場でもあなたを支えてくれる、心強い味方になってくれるはずです。